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2008年5月23日 (金)

27年ぶりのレッスン

先週より実家に来ています。

半年前、子供の頃のピアノの先生に手紙をさしあげてから、何度かメールでやりとりし、会ってお話したい気持ちがどんどんふくらみました。そして、今日、その願いが叶ったのでした。

先生のお宅までは一部新幹線を使うなど、ちょっとした旅行気分。駅まで迎えに来てくださった先生は、あらま、昔と変わってないじゃないのっ。近くでイタリアンをご馳走になり、さっそくお宅へ。

レッスン室はグランドピアノが二台並んで置かれ、壁一面の本棚にはぎーっしりと楽譜や音楽書。すっごーーーい。

「何から行く?」

「へ? 私が弾くんですか。」

「そりゃそうよ。久しぶりに聞かせてちょうだいっ。」

一応ベートーヴェンソナタとドビュッシーの楽譜は持って行ってあったので、だーって質問があったんだもん、今の先生の次のお稽古まで待てないんだもん、

ベルガマスク組曲のメヌエットを弾いてみる。

「出だしの装飾音、もっと飾ってごらんなさい、そのほうがオシャレでしょう。」

「ここは貴女、cresc.が早すぎるわ、f はこっちでしょ?」

「ちょっと待って。アルペジオ和音の拍はどこでとってる? 低音(最初の音)でとってるときと高音(最後の音)でとってるのが混在しちゃってるわよ。」

「もうちょっと背中を柔らかく使ってごらんなさい。音もやわらかくなるでしょ。」 

いつの間に出されたのか、先生のピアノの譜面台にも同じ楽譜がのっていて、私を先導してくださったり追従してくださったり。

ええーーーっ? 今日ってお稽古だったんですかぁ?

ひととおり、最後まで見ていただいたあとで

「次は? 月の光を弾くって言ってなかった?」

神戸の自宅には月末に帰るのですが、次の日、今のお稽古場の弾き合い会があり『月の光』を弾くのです。私、事前にベラベラしゃべりすぎましたでしょうかbomb

「ここ、一度ペダルを放してちょうだい。音が濁ってるから次の音に移りたくなるの。澄んでいたらもっと聴いていたくなるはずよ。」

「ソファレレー♪は、これで終わりじゃなくて、ソファレレーシ♪と繰り返されてること気づいて弾いてる? 一度目と二度目はどう弾きわけるといいと思う?」

「音量抑えて~。それじゃ太陽が燦燦とふりそそいじゃうわよ、月の光ってどんな光なの?」

「動いてる音には誰しも耳がいくの。同時に響いている音を聴いてみてちょうだい。それだけで響きが変わってくるでしょう。」

2時間が経過。

「喉渇いたでしょ。イチゴ食べる?」 で、26年?27年ぶりのレッスンは終了となりました。

へとへと~は正直なところですが、心地よい疲労感。子供の頃、こんなに充実したレッスンを受けていたのか‥と思うと、貪欲になれなかったことにもったいないやら腹が立つやら。

あっという間に帰りの時間になってしまいました。

「次はさ、子供さんも一緒に泊まりでいらっしゃいよ」

「あ、はい。ぜひ。」

その場合のレッスン時間は夜通しなんでしょうかcoldsweats01

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